前を見て進むのは人生だけにしろ

 

こんにちは。知ってる人も知らない人もいると思うけど、私は昨年末に事故に遭い、年越しを病院で迎え、退院しましたが今も通院中です。

日常生活が難なく送れるようになった今、あの時の気持ちや後悔を忘れないように、また、これを読んで1人でも多くの人が交通事故に対する意識を高めてもらえたらと思って書くことにしました。

労いの言葉などはもう十分いただきましたので、みなさまがこのブログを読んで「私も気をつけよう」と思ってくだされば私はそれが一番嬉しいです。

 

さて、すっかり日が落ちて暗くなった12月29日の18時頃、ネイルサロン帰りに母親からうどんを買ってきてと言われ自転車のカゴに冷凍うどんだけ入れて自転車をギコギコ漕いでいました。途中から小雨が降り出してきて、傘を持っていなかった私は着ていた黒のモッズコートを首元まで閉めてこれで完璧だぜ⭐️と思い、また自転車を漕ぎ出しました。

そして、自宅の近くの信号のない横断歩道を渡ったとき、左から白い光と自分より遥かにデカくて速い何かが見えてその瞬間「あっ、やばいかも」と思いました。

その次に見た光景は、沢山の人だかり、混雑している道路、叫ぶ人、私を叩いて目を覚まさせようとする人たちの姿でした。まあ私はそのとき意識もクソもなくてこれは夢だっけ…としか思えませんでした。

でも、その後に来た救急車のストレッチャーに乗せられ、救急車の中に入れられているときには「ああ私またなんかやらかしたのか」という思いでした。やらかしてるよ。

救命救急士の方に「事故のこと覚えてる?」と聞かれて首を横に振ったら「健忘だね…」と言われて今までネタで健忘症と言ってきたけどついに本物の健忘に…!?と少し感動してしまいました。

そして、送られた病院先で頭を包帯でぐるぐる巻きにされ、ここでは治療できねー!と言われまた救急車に乗せられてでっかい病院に運ばれました。この時には自分の失態や家族へ迷惑をかけてしまったことに気づいてワンダー君は太陽を観たときよりも号泣していました。包帯ぐるぐる巻きのパイナップルみたいな頭で。

着いた途端、パーテーションで周りを仕切られ、「包帯巻きすぎなんだけど…」とブツブツ言われながら包帯を外してホチキスのようなもので頭を7針ほど縫われ、「おしっこの管通すね〜」といわれ何かを入れられました。そしてオムツデビュー。正常な意識だったらなにこれ!?ヤダ!ってなると思うんだけど、その時の私は「ああ…はあ…そうですか」でした。頭打ってるからいつもよりボーッとしてるんですね。

CTと言われるものに通され、通されたかと思えば「ピアスしてる!?」と看護師さん2人にダッシュで駆け寄られて両耳のピアスを外す手間をかけさせてしまい「(ピアスをつけていて)すみませんでした…」と謝っていました。

そしてあっという間に病室に送られ、約2週間のドギマギ♡入院生活が始まります。マジでここからがしんどかった。

怪我の内容としては、左鎖骨の骨折、左肋骨を5本骨折、衝撃で肺が破れ、血や体液が肺の中に入ってしまい気胸、頭の出血だそうです。

この3番目の「気胸」を治すための治療がすごく辛くて、鎖骨が折れてることなんか気にもなりませんでした。

左の脇の下あたりからチューブを挿入し、肺の中に入った血などを抜いて肺のポンプ機能を正常にするみたいなんですけど、チューブを入れるためにした麻酔があまり効かなかったのか、切られたときにものごっつ痛くて握ってくれていた看護師さんの手を握りつぶしてしまいました。すみません。

そのチューブが入ってからは、寝返りも打てないし立てないし痛み止めは効かないしで散々でした。散々だぜ…と思った次の日(12月31日)には鎖骨の手術をするね😆と言われ、はあそうですか好きにしてください…となりました。

鎖骨の手術では高校の古典の先生みたいな麻酔科の先生が上手かったのか、痛みなくすやすやと眠れて快適に終えられました。4時間ほどかかったみたいですが…

そしてしばらく肺にチューブ、尿管にチューブ、腕に点滴のザ・入院患者ルックで過ごすことになりました。前述したように、痛み止めが効かないので夜は眠れないしご飯は食べられないし動けないのでずっと病院でボーっとして寝てんのか起きてんのか…みたいな過ごし方をしていました。いつも痛み止めが切れる深夜2時頃に目が覚めて、悪い時には起床時間の6時まで眠れなかったときもあります。痛み止めがこれ以上服用できないからと言われてナースコールを押すか押さないかで暗闇の中何十分も痛みに耐えながら悩んだこともあります。それに比べたらオムツしてようがお風呂に入れなかろうが臭かろうがどうだって良かった。

年越しした感覚なんて全くないし、自分だけ2021年に置いてけぼりにされた気分でした。病院のおせちも母親に作ってもらったおせちも全く手をつけられず、箱根駅伝も見ることができずです。もしかして、私だけ13月に…?

1月1日からは、コロナ禍で面会ができない両親から届けてもらったフルーツとゼリーに助けられ、看護師さんの献身的な看護に支えられ、なんとなく生きていました。もちろんお風呂は入れないし、トイレも行けないから全部看護師さんに任せっきりです。でもそれが辛いとは思いませんでした。正直、チューブが刺さっているところが痛すぎて、痛くない時間が長ければもうそれだけで十分でした。

3日には、病室まで来て撮ってもらっていたレントゲンをレントゲン室まで行って撮りにいくことになりました。めちゃくちゃ怖かったけど、看護師さんに支えてもらって車椅子に乗り、「初車椅子です〜♪」とか言いながら割とすんなり運んでもらえました。

しかし、順番を待っている時にだんだん座っているのが辛くなってきました。背もたれにもたれたらチューブが当たって痛くなるしあとちょっとだ…とゼェハァしながら耐えていました。そして、部屋に呼ばれて車椅子から立とうとした瞬間、冷や汗と過呼吸が止まらなくなって立ちすくんでしまい、最終的にストレッチャーに再び乗せられ病室まで戻る始末でした。迷走神経反射というものらしく、病室に戻ってからもしばらく痛みが続いてもうヤダ〜っっ!!!!って叫びたい気分でした。叫べたら。

そうやって痛がっているうちに肺が正常に戻ってきたので1月5日にチューブを抜こうと言われました。挿したときの痛みが尋常じゃなかったので心配になった私は、抜くときも痛いですか…と恐る恐る尋ねると「麻酔するからその時の針の痛みだけだよ〜☺️」と言われてなーんだ!よかった〜と安心してしまいました。これがダメだった。

来たる1月5日、午前中にまたレントゲン室まで移動し、今度は何とかやり遂げたぜ…と思って病室に向かったらやっぱりチューブのところが痛んできて、そうやって痛みに悶えていると看護師さんがやってきました。「今からチューブ抜きに先生来るからね〜」と言われて安心したのも束の間、やってきた先生は麻酔する仕草も見せず「じゃあ息吸って吐いて、何回かして吐いた時に抜くからね」と伝えられました。え…麻酔は…と言う気力もなく、先生の言われるがままに息を吸って吐いてを繰り返し、3回目で「ズボッ」とチューブを抜かれました。感情が表に出にくい私でも、このときは痛すぎて「イダイッ!!!」と叫んでベッドの上で地団駄踏んで泣きました。麻酔するって言ったのに…の裏切られた気持ち、痛すぎる、やっと解放された…などの感情でぐちゃぐちゃになってそれからしばらく涙が止まりませんでした。病室のおばちゃん達に気使わせただろうな。

チューブが抜けてからはあの悪夢は何だったんだ?と言うくらいに痛みから解放され、その後おしっこのチューブも抜いてもらい、あとは点滴だけという状態になり元の自分にかなり近づきました。その日からシャワーにもトイレにも行けて、自分でこうやって動けることってこんなに幸せなんだってシャワーを浴びながら泣きました。

1月6日からは、リハビリが続きました。しばらく歩いていなかったので歩く練習と、左腕を上げる練習、そして頭の怪我のせいで外傷性くも膜下出血になり、注意障害や記憶障害の心配があるため作業療法士さんにお世話になりました。元からボーッとしているので検査しなくてもいいよ…と思いましたが、幸い、脳の方は無事でした。

リハビリで動くと食事もできるようになって、便も出るようになって、本当に嬉しかったです。よくお世話してくださった看護師さんや看護助手さん、先生から「笑顔が見れるようになってよかった」と声をかけていただき、そういえば私ずっと笑えてなかったなってその時気づきました。

 

1月11日に無事退院して、そこから今もリハビリに通いつつ、少しずつ元の身体に戻していっています。今年の年末頃に、鎖骨に入っているプレートを抜くことができれば完治になると思います。

 

この事故を経験して、私が思ったことは「自分の身を守れるのは自分だけ」ということです。歩行者、自転車対車だったら車の方が悪いからいいじゃんとか、イヤホンして歩いてても見えてるからいいじゃんとか、そういうのは事故を経験してないから言える。「自分が事故に遭うはずがない」という思い込みがあるから言える。私もそうだった。今は、実際事故に遭った身として、自分ができる対策は一つでも多くしていた方が絶対にいい。そうすることで防げる事故はいくらでもあるはず。

ただ横断歩道を渡る前にしっかりと右を見て左を見ていなかっただけで、2週間も辛い思いをして、何ヶ月もリハビリに通うことになりかねないんです。自分でトイレに行けること、ご飯を美味しく食べられること、お風呂に入れること、人と楽しくおしゃべりをすること、全部当たり前のことじゃありません。

ここまで読んでくださった方には、是非今日からでも自分にできる事故対策をしてほしいです。交通量の多い道ではイヤホンを着けない、傘差し運転をしない、横断歩道では左右をしっかり見る、そういった小さな行動があなたの安全を守ることにつながります。どうか、私のようなクソ不幸がみなさまに訪れないよう、お願いします。

 

余談〜ジャニーズって最高!〜

私はこの入院期間で何回も松倉くんに救われました。インスタライブでも、+81でも、松倉くんの笑顔を見て「私も頑張ろう」って何回も思えました。コロナ禍でお見舞いもできず家族に会えない中で、沢山松倉くんに支えられました。松倉くんのことを好きでいて本当に良かった。見てるわけないけど、ありがとうって伝えたいです。

あと、事故に遭った日に私の頭を綺麗なハンカチで抑えてくれた女性、話しかけて意識を保ってくれた消防士さん、救急車を呼んでくれた方、大勢の通りがかりに助けてくださった皆様に何とお礼をしたらいいのか…とずっと悩んでいました。

でも、ある日ツイッターでこの画像を見たときにハッとしました。

f:id:nama_tofu:20220324151514j:image

そうか、私が貰った恩は返すものでもなく、ため込むものでもなく、人に繋げていくものなんだ。私が次に恩を繋げる役になるんだ。そう思いました。困っている人、助けを求めている人がいたら、私が手を差し伸べるんだ。

いつも大切なことはジャニーズが教えてくれる。ジャニーズが心を支えてくれる。ありがとう、ジャニーズ。愛してるよ、ジャニーズ。

 

余談の余談〜うどん、どうなったの?〜

自転車のカゴに乗っていたうどんが気になって仕方ない人、いると思います。あのうどんも私と一緒に吹っ飛んで、袋から飛び出し道路にぶっ飛び、終いには近くの田んぼにまで転がり落ちたそうで、母親が現場に駆けつけたときには冷凍うどんがそこかしこに散らばっており、警察官に「うどん拾っていってください」と言われたそうです。うどんごめんね。

 

「好き」の伝え方

こんにちは。(松倉くんのことを想うと人格が)aiko(になってしまいがちな一般人)です。

前回、aikoの曲で私だったらこんなライブをしてやるぜ…と気合の入りすぎたプレイリストを公開し、誰にも頼まれていないのに解説しまくって強すぎる世界観を暴露してしまい申し訳なかったと反省しています。

なので今回は、aikoの「好き」の伝え方について書いていこうと思います。反省は後でします。

aikoの直接的な表現を避けた「好き」の伝え方の豊富さと秀逸さにいつも唸ってしまう。もちろん、「好き」「愛しい」とまっすぐ表現している歌もあるし私はそれも大好きなんだけど、今回はそれ以外の表現について書かせてほしい。 

前置きはこれくらいにして、始めようと思います。目指せ1,000字程度!!(ここまでで350字)

 

①合図

「あたしをずっと見ててよ そしてこのまま連れてってよ 隣にいても夢を見るの そして胸に焼き付けるの」

多分、広辞苑で「恋焦がれる」を引いたらこの歌詞出てくると思う。

見ててほしいだけじゃ足りなくて、腕を引いて連れてってほしい。近くにいても淋しくて夢に出てきてしまうし、恋心に対して思い出が足りないせいで、それさえも胸に焼き付けて大切にしたいと思う。そうそうコレコレ、aikoは「好き」とか直接的な表現を使わないのに聴いてる人にそう思わせるからすごい。私もこんな表現できるようになりたい。気持ちが昂ると「好き」「結婚して」としかツイートできなくなる自分が恥ずかしい‥

 

②かばん

「そのまんまのあなたの 立ってる姿とか声とか仕草に 鼻の奥がツーンとなる」

わ、わかる〜〜ッッッッ!!!!aikoもそういうことある!?!私も、ある!!!!!!松倉くんの顔見ただけで、声を聞いただけで、口元に手を置く仕草を見ただけで、そうやって五感フル活用して松倉くんを感じ取りすぎてキャパオーバーになって泣いてしまうことある…だって好きだから…

 

③ハナガサイタ

「いつも考えてることもう少し君が僕に近づいてグッときたら僕は君を抱きしめ離さない 君の鼻歌の中に僕の溶け出す様子がどうかメロディーに乗ってやってきてくれますように」

何この微妙な距離感の表現の仕方?君が僕にグッと来るまでは抱きしめることを我慢してるの可愛すぎ‥めちゃくちゃ大切に想ってるんじゃん‥直接聞いてはいないけど友達が授業中にその子を見つめる表情を見て「ああ好きなんだな」って悟って微笑んでしまうクラスメイトの役してしまうよね。

ちょっとミステリアスな女の子に恋してる男の子の歌でめちゃくちゃ可愛いので一回聴いてみてほしい。

 

戻れない明日

「あたしはあなたじゃないから全てを同じように感じられないからこそ 隣で笑っていたいの 」

同じように感じられないから“こそ”隣で笑っていたいの←ほんまそれな‥としか言いようがない。私も松倉くんの想いを全部知ることはできないって分かってるから、松倉くんの気持ちが少しでも温かく幸せになる要因になれればと思ってる。今のところなれてない。

 

⑤夜の風邪

「星も月も優しい匂いも 全てがあなたに捧げる言葉に色を変える」

星や月を見て好きな人を想うんじゃなくて、それら全てがあなたに捧げる言葉になるというaikoのセンスに脱帽…流石…私はこんな作詞できない…(当たり前)aikoの表現する恋って美しくて生々しくて可愛くて私のソレとは天と地の差がある…

 

5曲紹介しましたが、aikoの表現力の高さが少しでも伝わりましたでしょうか。通じないんだったらもういいです、分かってくれてる人はコメント欄でお願いします。

f:id:nama_tofu:20220205114512j:image

 

私はこのブログを書いたことで、松倉くんへの想いをもっと追求して私なりの「好き」の伝え方を見つけていきたいなという思いが強まりました。これからも私のガチ恋の成長を見守っていただけたら幸いです。締め方分からないので終わりって言います。終わりです。

 

 

 

四時半頃

明日だか今日だか分からないけど、とにかく7時には起きなきゃいけないのに四時半頃に目醒めてしまった。無理やり目を閉じて寝ようとするが、イントネーションのイントネーションについて考えてしまうともう寝るところではなくなってしまった。だから暗闇の中アロマを焚きながらLove Like Matsuku vol.1についてぼんやりと情熱的に綴っていこうと思う。なぜ私がこの曲を選び、この曲順にしたのか、興味がミジンコサイズでもある方は読み進めて貰えば嬉しい。

 

Love Like Matsuku vol.1とは、aikoのライブタイトルをオマージュしたものである。主にホールで開催されるのはLove Like Pop、ライブハウスで開催されるのはLove Like Rock、番外編としてビーチで開催されるのはLove Like Alohaなど、3つ目の単語がその時に応じて変化するのである。

私がどこでなにを開催しようがそれは松倉くんのためのものであり、松倉くんの存在によって促されたものなので、Love Like Matsuku が最適だと感じた。

薄々勘づいている方もいるかもしれないが、vol.1があるということはvol.2もあり、2度あることは3度あると言うので勿論vol.3もあるだろうということをここに明記しておきたい。

そして、セトリに入る前にこのライブがどこで行われるかについて気になっている方もいるであろう。(いないよ) ホールかライブハウスかはたまたビーチなのか…答えはそう、「カラオケボックス」である。

 

このライブは完全なる私による私のためのライブであり、誰かに聞いてほしいのではなく私が歌って私が聴いて私が泣いて私が興奮したい。ただそれだけの自己中心すぎるライブなのである。

これを読んでくださっている物好きな方を突き放すように言ってしまうかもしれないが、今から言うことは全部私のための私の感情と私のためのaikoなので、その辺は承知してスクロールしていただきたい。

 

本題に入ろう。まずはセットリストを見てほしい。別に見なくてもいい。

 

1.うん。

2.食べた愛

3.二人

4.夢見る隙間

5.赤いランプ

6.あたしの向こう

7.ストロー

8.帽子と水着と水平線

9.桃色

10.恋のスーパーボール

11.白い道

12.恋愛

13.アンドロメダ

14.ぬけがら

15.秘密

16.初恋

17.beat

18.ジェット

19.鏡

 

アンコール

20.サイダー

21.milk

 

‎7nの「Love Like Matsuku vol.1」をApple Musicで

(↑曲聴きながら読みたいな〜とか、曲聴いてみたいな〜と思われた方がもしいたらこちらから)

 

このセトリを見ていろいろ思うことがあったかもしれないが、ないと思うけど、一つずつ詳しく気持ち悪く解説していくのでトイレに篭ってる時とか寝たいけど寝付けない時とかとにかく暇っぽい時に読んでもらえたら嬉しいです。

 

 

1.うん。

えっ、初めからゆっくりめなテンポの曲やるんだ…って思った?私も思いました。

Love Like Pop vol.19でaikoが赤いカーテンの中からゆっくりと姿を表しながら大切に「何時何分」を歌う姿がやけに脳に焼き付いて離れないせいでこうなってしまったので、全部aikoのせいである。(全部雪のせいだ)

 

「胸の奥に小さく灯る恋はあたしの全て燃やし焦がす それでもいいわ」

「あなたに好きだと言うことは世界が眠りについた空の星屑を集めても足りない 勇気がないな」

自分はこの恋で焦がれて燃え尽きても良いしそれが本望だと思う感情と、「あなた」にその恋を伝えることは勇気がなくてできないその感情の同居がいい。

ツイッターでは散々「結婚してくれ」だとか「愛してる」だとか言ってるけどいざ松倉くんを目の前にすればどんな言葉も尻すぼみして何も出なくなるんだろうなと考える私に刺さらないわけがなく…

内に秘める想いが強くなればなるほど「あなた」に何も言えなくなってしまう、一般の人には理解されないような変な臆病さに共感する人は多いのではないだろうか。

 

「うなずく事は簡単なのにあなたをうなずかせる事は出来るのかな あたしに ねえ」

松倉くんの言葉や生き方に共感して尊敬することはあってもその逆は今までもこれからも99.9%ないということを理解しつつも、自分の中の松倉くんに「ねえ」と呼びかけてしまうその悲しさ 返事なんてくるわけないのにね 

 

いきなりガチ恋フルスイングしてしまったがこれから20曲この調子でいくので気分が悪くなりそうだと思った方はブラウザバックを推奨いたします。

 

2.食べた愛

この曲は実際にどの歌詞がどう響いたとかはないのだけれど、私が松倉くんを想う気持ちはこうでありたいなと感じて選んだ曲。

今の微妙な距離感を歯痒く思いながらも大切にして、「今何してるんだろう?」って思うだけのちょっと奥ゆかしいけど素敵な恋愛。こんな感情で毎日を過ごせたら本望ですが…

 

3.二人

この曲はaikoに詳しくなくても知っている方は多いのではないだろうか!?(aikoに詳しくない人がここまで読んでくださっている確率?)

そう、この辺りからガチ恋感情もみくちゃTimeに突入しかける。

 

「夢中になる前に分かって良かった もう一度だけ手が触れた後だったらきっとダメだっただろう 怖くなってただろう 止まらぬ想いに 止まらぬ想いに」 

いや、あのさ…もうそれは好きじゃん 「好きじゃない」とか「好きになりたくない」とか考える時点で好きじゃん。想い止まってねーよ 止まってたらこんな曲(いい意味)作ってねーよ…

 

「後ろに立ってる観覧車に本当は乗りたかった」

aikoってね、高所恐怖症なんですよ。

高所恐怖症の人からしたら恐怖でしかない観覧車に乗ってまで「あなた」と二人きりになって自分だけを見てほしかった、あなたと見つめ合いたかった、もうダメになってしまいたかった気持ちがこの一文に煮詰まっていて私が先にダメになった。

 

お疲れ様でした。ここまででオープニングです

オープニングということは、これからがメインになってきます。メインということは、ガチ恋が走り出して止まらないということです。煮詰まりすぎて甘いのか苦いのかもよく分からない感情を晒していくので読みたくなかったら読まなくていいです。私が読むので。

 

4.夢見る隙間

「心があなたのことで全部埋まってしまった 夢見る隙間も残ってない」

夢の中で松倉くんに逢えたことって一回しかなくて。その一回も、コンサートでステージに立つ松倉くんをちょっと近めの席からいつものように地蔵になって眺めているだけの夢で。

こんなに想ってるのに夢で逢えないのは辛いが、逆に想いすぎて脳みそに「夢の中だけくらい松倉くんのこと考えるのやめろ」と言われているような気もする。

 

「たまにやってくる春が たまにやってくる夏が明日も明後日も来年もやってきてくれるのかな」

aikoにとって春や夏といった季節は「あなた」と過ごすことで迎えられるもので「あなた」がいなければ四季なんてあってないようなものなのである。

春のコンサート、夏のサマパラ、そうやって松倉くんに逢うことで季節を今までよりも鮮やかに彩られていくような感覚は確かにあった。aikoはその感情をこんなふうに歌詞にしてしまうのか、流石だ。

 

5.赤いランプ

「電車の中で聴いた音楽 フレーズにあなたが浮かんだ」

だけでもめちゃくちゃ辛いのに

「かすかに残った匂いがかすっていつまで経っても涙が止まらないよ」

なんてそんな辛いこと…残酷すぎる…と思いながら私は電車の中で友人に貰った某日曜日の朝の匂いをかすませながら松倉くんのことを思い浮かべて曲を聴くのであった。

 

6.あたしの向こう

恋人と別れて吹っ切れたような明るい曲だけど、歌詞を千歯扱きしたらごっそり弱音が出てくる曲。

いいねんで、弱音吐いても。aikoもそうやもん。ってaikoに背中撫でて慰められている気がする aikoありがとう…

 

「これからの朝これからの夜たまには思い出してもいい?」

「あなたの心に変わった形のままでもいられたらな」

日常の中でちょっと頑張りたいときやちょっと悲しいときにたまに思い出してもいい?私はどんな風に思われていてもいいからあなたの心にいられたら嬉しい。って歌うの、めっちゃ健気で愛おしい。

 

7.ストロー

私も松倉くんにいいことがあるようにっていつも願ってる 赤いストローはさしてあげれないけど、願うだけだけど。

赤いストローをさしたことを気付いてくれるかは分からないけれど、分かってくれなくてもいい あなたのことを大切に想ってるよ。という歌だと私は思ってる。

こういう控えめだけど愛のこもった歌が大好き!!なので歌います!

 

 

8.帽子と水着と水平線

「青の水平線に晴れた空が落としていったもの 鮮やかな夕日を見て」

「大きな瞳に夜が来たとしても風が吹いてもあたし目が離せない」

「耳の中には星の砂の忘れもの 足首には約束の黒い紐」

「背中の水着の跡もう一度焼き直そうか 小さな屋根の下で寄り添ったままいようか」

 

aikoの抽象的だけど具体的な描写が好きすぎる。夏の思い出をこんなに忠実に儚く描ける人を私はaiko以外に知らない。

雑誌でデートしたい場所を聞かれるとよく「海でドライブデート」という松倉くんと、こんな夏の思い出を過ごせるようになるのは何億光年後だろうか。

とりあえず、赤い帽子買っておこう。

 

 

9.桃色

この曲は、ちょっと気持ち悪い!何が気持ち悪いかと聞かれれば答えられないけど、マニキュアの味とか同じシャンプーの匂いとか、歌うには少し恥ずかしさも感じるようなやけにリアルな歌詞を猫撫で声で歌う感じがなんか気持ち悪い!(最高)

ストローとは打って変わって、「見てほしい」「笑いかけてほしい」「夢中になってほしい」「愛されたい」「唇を奪ってほしい」など欲に塗れ塗れていて若さを感じる。まあたまにこういうこと思っても…いいですよね!??!

 

10.恋のスーパーボール 

盛り上がってきたところで入りました!おそらく有名な曲!これも夏の曲ですね。

なんでこの曲を選んだのかというと、この曲の「あたし」がaikoの曲の中で1番可愛いと思うから。こんなに可愛い健気な子に私もなりたいという願いをこめて、デニムに8ホールのマーチンにポニーテールで歌う。

「日焼け止めを綺麗に洗いきれずに夜中に腕が夏の匂い」

「あなた」との時間を思い返したりあんなこと言わなきゃ良かったって考えることに必死で綺麗に洗いきれなかったのかな、そんなの可愛すぎるだろ…

「幸せは怖いものだ」「幸せは解けぬ謎だ」「幸せはすぐ隣だ」

はじめは幸せについて何も知らないことで怖さを感じていたけれど、謎を解きたい=知りたいと思うようになり、最終的にはすぐ隣にあるようになる。

ここでいう「幸せ」は「あなた」なのだと思う。

なんか…そうであってほしい。

 

11.白い道

この曲の「あなた」が私の中の松倉くんとすごく重なるので、大本命の曲。もうそれはめちゃくちゃねっとりと歌ってやる。(キモい)

「瞼の裏で雪が降る」「星が照らす白い道」

aiko平安時代に生きていたら紫式部清少納言も敵ではなかっただろうなと思わせられるような歌詞。こういう描写が刺さる人には刺さるのだろう。(私)

 

「何も知らなかったあの日からあなたを覚えた終わりまで」

前の曲の「恋のスーパーボール」ではあなたのことを何も知らなくて怖かったところから始まったのに、今回の「白い道」ではあなたを覚えてしまうまで知ってしまって、あとは終わりを迎えるしかない。

 

「この世の終わりは一緒にいると 君と僕は似ていると 言われただけで飛び立てたの」

松倉くんもきっと意図せずとも自分に似た真っ直ぐで心清らかな人に惹かれるんだろうな、そして「俺らって似てるよね」って笑いかけたりするんだろうな そんなこと言われたら天国に飛び立ててしまうと思います、私も…言われないけど

 

12.恋愛

「ねぇもっともっとあなたが不安になる位 あたしが言葉や態度を操れるようになればいいのに」

一曲目の「うん。」でも同じようなことを言ったけれど、「あなた」の前では身体や言葉が制限されて自分で操れないようになって自分の中だけで何かが熟していく感覚、すごくよく分かる。

「あなた」の言葉や態度にあたしは一喜一憂してるのにあたしは「あなた」に対して感情を操ることなんて到底できないのが今の松倉くんと私の関係性をよく表していてなんかもう泣きたい。うん、この曲は泣きながら歌おう。

 

「ぬるく熟した恋愛を食べる瞬間はあなたと迎えたい」

この抽象的すぎる歌詞が実際に何を意味しているのかは人それぞれの受け取り方があると思うけど、私がぬるく熟した恋愛を食べる瞬間って、このブログを書いている今なのではないかと思う。みんな、私のぬるく熟した恋愛を一緒に食べてくれてありがとう。残してもいいよ。

 

13.アンドロメダ

全部の歌詞が好きすぎてどこを引用したらいいのか分からない。私はこの曲を歌いたいというか、歌わなければいけない。自分の小腸や胃や太腿や足の爪やまつ毛やら、私の身体をつくるすべてに直接「歌え」と命令されているようなそんな鋭い直感がある。

 

敢えて引用するなら「見つけられないかもしれないだろうか。

肩に付いた小さなホコリまで見つけられた自慢の目が涙にかすんで君を「見つけられない」のではなく「見つけられない"かもしれない"」のである。

本当は見つけたいけど、もう見つけられないかもしれない。見つけたいのに…という想いが強く伝わって私まで泣いてしまう。あんなに自慢だった目が一気にかすんでしまうような涙を流させたのは一体どこのどいつだよ!?とaikoの親友ヅラしてしまいそうになる。

私が、松倉くんの優しい流れる金色の髪に気付かないほど涙で目がかすむようなことがあれば、その涙を流させたのはきっと松倉くんだろう。

 

14.ぬけがら

松倉くんに出逢って季節の景色を知って、五感で感じる全てのものに感動するようになって、そんな松倉くんと別れたら抜け殻どころけもみ殻、もみ殻どころか空っぽだと思う…。

人混みが苦手な私を見て優しく笑いながら手を差し出してつないで楽しく歩いてくれた松倉くんを知ってしまった私が、松倉くんと別れて一人で楽しく歩けるようになることなんてあるのだろうか?(いや、ない)

 

この後の二曲は、松倉くんとの淡くて緩やかで思い出すだけで心臓が簡単に潰れてしまいそうなあの日々を想いながら大切に歌います。聴いてください。聴かなくてもいいです。

15.秘密

「季節がくれたいくつものあなたの横顔は あたしが隣にいられた証」

そう、どこか懐かしそうに桜を見上げる表情、花火の光が目の奥に反射して瞬く様子、髪をいつもより少し短く切って恥じらいを漏らす口元、赤い鼻をマフラーに埋めるときのかわいい目元、季節によっていろんな松倉くんを見られたな…と思い返しながら歌ってる。

「こぼれた愛すくうあなたの手いとおしい」

声を聴かせて、親指握って、柔らかいキスをして、何処にいても思い出して…って本当は思ってるけどあなたには言えない でも確実にこぼれていくその愛をあなたは何も言わずにすくってくれる。まあ、だから好きなんだけどね…(惚気?)

 

 

16.初恋

あなたの小さな仕草にまどわされたり、あなたを守ってあげたいなと思ったり…色々想いを綴っていくけど終盤の「深く思う強く思うあなたのことが好き」でクライマックスを迎えてすべて完結する。

結局最後は「好き」になるのだ。どんな感情も煩悩も本能も煮詰まって縮こまって硬くなって「好き」に全部集結するのだ。aikoと私の場合…。

 

ライブも終わりに差し掛かり、ここで感情のお片付けが始まる。自分で散らかした感情は、自分にしか片付け方は分かりません。他人に任せず、自分で片付けましょう。(はい。)

17.beat

aikoがね、結婚したんだって。結婚したよって発表した後に歌ったのがこの曲なんだよ。

「優しい世界の始まり 誰も今のあなたを責めたりできない」

そっか、aikoは誰か一人の「あなた」のために優しい世界をつくったのだな。

私は時々、辛い事とか悲しい事とかとにかく松倉くんがネガティブな感情になってしまうような事柄をすべて松倉くんの側から排除してしまいたいと思うことがある。でもそれは松倉くんがネガティブになっているところを見ると「私が」傷ついてしまうから、というあまりにもエゴに満ちた理由である。

aikoはそうじゃなく、「誰も責めたりできない」世界をつくってしまった。すごい。世界をつくりあげたのだ。ちょっとした宗教だ。キリスト教の神はこの世界を7日でつくりあげたようだけど、aikoはどれくらいの年月をかけてつくったのだろう。

aikoの「優しい世界」のような本当の愛で松倉くんをそっと包み込めるように私もなりたい。

 

「あなたが泣いている事 今は解らないふりしてずっと話そう」

少しでも元気がなさそうに見えたらすごく心配になってどうしたんだろうって話しかけたくなるその気持ちをグッと抑えて、あなたのためにいつも通り振る舞う、そんな愛に溢れた行動ができるように私もなりたい。好きだから何もかも共有しなきゃなんて思わない。好きだからこそ、お互いの不可侵領域を守らなければならない。

 

18.ジェット

この曲は本家のライブでも最後によく歌われているめっちゃ盛り上がる曲なので歌いたいという単純な理由で入れてしまいました。許してください。

この曲の「君」と「僕」の2つの小さな羽が上手に合わさって軽やかに空を飛べますように(そしてあわよくばその「君」と「僕」は私と松倉くんでありますように)

 

19.鏡

散らかした感情の片付けも終わりそうで、楽しい曲調でお別れの歌を歌う。

「OK キミをガン見さ 白い横顔綺麗さ 胸が今にも壊れそうだ」

んー…なんか嫌な予感がしてきたな…。これちゃんと別れを告げられているのか…?

私もちゃんと片付けられてるのかな…だって散らかしたのも私だし片付けたのも私だし、元の状態がどんなだったかも分からないし、これでちゃんと片付いてるのか分からなくなってきた。でももう終わりだし、終わらせなきゃいけないし、キミは家を出ていくから、私のライブも終わるから。

 

 

アンコール

すみません…10分延長お願いします。

 

20.サイダー

やっぱり、めちゃくちゃ重い曲で終わらせたい…重くないと私じゃないから

aiko聴くと暗い子と思われる」ってマイヘアが歌ってたけど、aiko聴いてる私は重くて暗いので大正解。ていうか明るい気持ちでaiko聴く人とかいるか???

「どこからがあなたでどこからがあたしなの?」

長い間一緒にいて、感情を共有してあなたとあたしの境目が分からなくなってしまったのに、今更どうやって切り離せばいいんだろう…。

 

「目と目が合った日も何度でも声を聞いた日も体が痺れる程に満たされたんだ」

松倉くんに名前を呼ばれたことがある気がしている。名前を呼ばれたとき、確かに私は胸の奥から何かが込み上げて泣きそうになっている。この歌を聴いてなるほど、とその感覚を思い出す。これは夢の中の話。

 

21.milk

「ねぇ目を見て ねぇ口見て 雪もミルクも霞む静かでスロウな真っ白い光に一緒になりたい」

「この間はすれ違ったんだ だけど声は掛けられなかった」

の想像と現実の対比がキツすぎる。頭の中ではあなたと見つめ合って真っ白い光のなかに一緒にいたい…とかめちゃくちゃロマンティックなこと考えてるのに現実ではすれ違っても声すらかけられないあたし…。私?

 

「もっと心躍る世界がすぐ隣にあったとしても乱れたあなたの髪に触れられるこの世界がいい」

この歌詞が1番好き。この歌詞でこのライブを終えたい。だから選んだ。「松倉くんはいないけど今よりもっと心躍る世界」っていうのがどういうものなのか私には全く想像できないけど、もしそんなのが近くにあったとしても私は寝起きの松倉くんのふわふわの髪を撫でられるこの世界を選ぶ。そういう気持ちでガチ恋やってる。そんなことは松倉くんには絶対言えないけど。

 

 

 

思ったより時間がかかってしまった。昨日の四時半頃に起きて思いつきで書き始めて、今日の12時半にできあがった。私のための私による私のaikoのライブ、楽しかった。このブログと共にこれからも私なりにガチ恋を突っ走っていこうと思う。

 

そういえば、二時頃入れるの忘れてたな。